英語のことわざ
It never rains but it pours.
雨降れば必ず土砂降り
雨は私たちが出かけたりする時、一般的に「好まれない」、「歓迎されない」ものと見なされます。そこで、いくつかの悪いことや、不運なことが同時に同じ人 物に起こる時、このことわざを使います。日本のことわざ「泣きっ面に蜂」にあたることわざですが、よいときにも使うことがあるようです。
[出典]
スコットランドの作家 アーバスノット著書「It Cannot Rain But It Pours」より
[例文]
A: " : Hi, how are things."(調子はどうだい。)
B: "Oh just horrible. Nothing seems to be going right."(ひどかったよ。どうしようもないよ。)
A: "Tell me about it."(何があったんだ。)
B: "Well, my cat got in a fight with another cat and got bitten."
(家の猫が別の猫とけんかして、かまれちゃった。)
So I had to take it to the vet. (だから、獣医のところに連れていかなくてはならなかったんだ)。
On the way there I bumped into another car and the driver called the police.
(そこへ行く途中、車と衝突して、相手が警察を呼んだんだよ。)
They discovered that my driver license had expired and made me pay a large fine.
(そして私の免許証が期限切れだとわかり、罰金をたくさん払わされたんだ。)
And the owner of the other cat has sent me the bill from the bill from the vet too!"
(それから、けんかした猫の持ち主が、獣医からの請求書も送ってきたんだ。)
A: "Ah, that's awful. It never rains but it pours." (それはひどい。雨降れば土砂降りだね。)
[語句]
Never~but…….. ……することなしに~しない。 ~すれば必ず……..する。
Pour 雨が激しく降る。
get bitten かまれる。 bittenはbite(かむ)の過去分詞。
vet 獣医 veterinarian(英)の短縮形。
bump(~into) ぶつかる。
expire 期限切れになる。(パスポートなどによく使う。)
make 人 原形~ ~させる。
pay a fine 罰金を払う。 fineは名詞で罰金 という意味があります。
追記1
高校生の時、never~but~の構文として出ていた記憶があります。「雨降れば必ず土砂降り」?いったい何のこっちゃと思いながらも、さして気にもせ ず、素通りしていましたが、この意味は心理的に、小雨に出会ったことは忘れても、土砂降りに会うようなひどい時は忘れられないので、「雨が降るとまた土砂 降りか」と思うようになるという意味のようです。
追記2
これは、英会話を学んでいる生徒さんが授業で使えますね。先生から
"How are you?"
"How have you been?"
と聞かれた時、いつもの決まり文句
"Very well, thank you."
というかわりに。
2つほど、悪いこと重ね、最後に
"It never rains but it pours."
と〆ればよいのです。