英語のことわざ

A burnt child dreads the fire.
火傷をした子は火を怖がる。


[]

[意味]

一度ひどい目にあうと二度と同じ目をくりかえさない、さらには必要以上に注意深くなり、怖がらなくてもいいものでも避けようとする。

[例文]

I've tried to get my little son Mike to quit running and jumping on the bed before he hurts himself, but only a burnt child dreads the fire.
「小さいマイクにけがをする前に、ベッドの上を走ったり飛び跳ねたりするのをやめさせようとしたんだが、でも結局「やけどをした子は火を怖がる」のを待つしかないな!」

[類似諺]

同様の諺として Once bitten, twice shy.(一度噛まれると2度目は怖がる)がありますが、これは犬に一度噛まれた経験があるとその後はどんな犬を見ても怖くなって逃げようとするという意味です。
中国の故事成語に「羹(あつもの)にこりて膾(なます)をふく」がありますが、「羹(肉や野菜を煮た熱いスープ)を食べたら、舌がやけどしたので膾(さしみ)にもふうふうと冷まして食べようとする」ということで、ほぼ同じ意味に当てはまります。

[語句]

burnt (形)やけどした、 burnの過去分詞
dread ~を恐れる
bitten biteの過去分詞  bite---bit---bitten
shy (形)用心する、ためらう  内気な(シャイ)という意味だけじゃないですね。


[追記]

私自身の経験でいえば、私が人参嫌いになったことがこの諺に当てはまりそうです。

小学生の時の給食で、大きな人参の入ったおでんがよくだされ、これがどうしてものどに通らなかったのです。おでんににんじん、、、、、信じられますか。それも馬が食べるような奴です。昔の人参は臭くてとてもまずかったのです。

今は随分おいしくなったそうですが、その時のトラウマかそれ以降どんなにおいしく料理されていても、食べられないのです。それどころか食べ物の中に赤いものが入っているともうそれだけで口に入らないのです。

子供の時に好きでなかったものが大人になってむしろ好きになったものはたくさんあるのですが、にんじんだけは今もダメです。

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